ゲートボールとは5人1組の2チーム対抗でおこなわれる日本発祥のスポーツである。お年寄りのためのスポーツというイメージが強いが、元々は子供の遊びとして生まれた。1947年、第二次世界大戦後の物不足のため外で遊べない子供たち、子供の不良化防止のために北海道芽室町に当時在住していた鈴木和伸がクロッケーをヒントにして考案した。しかし、自分がゲートを通過するよりチームのために相手の邪魔をすることが重視される独特のゲーム性が、集団帰属意識が強く自己犠牲と滅私奉公を美徳とする高齢世代の価値観にマッチしたため[要出典]、高度成長期には高齢世代の間で爆発的に流行した。近年、高齢者のスポーツというイメージを払拭するため、2人制と3人制の競技に限り、リレーションと改名された。
スティック
木製またはプラスチック、金属製の用具。かなづちの柄を長くしたような形をしている。これでボールを打つ。
ボール
プラスチックでできている。1番ボールから10番ボールまで各1個ずつ、合計10個ある。奇数番号のボールは赤地に白い数字、偶数番号のボールは白地に赤の数字が書いてある。
ゲート
カタカナの「コ」の形をした金具。3本使用する。これを規定の位置にさしこんで、この下を定められた方向にくぐらせることを通過と呼び、通過すると得点(1点)を得られる。
ゴールポール
杭のような形をした金具。これをコートの中央に刺してここにボールを当てる。当てると「あがり」になり、得点(2点)を得られる。
ゼッケン
1番から10番まで各1枚ずつ、合計10枚使用する。
カウンター
「カウンター」と呼ばれる道具を使う。15分経過の時(15分前)、20分経過の時(10分前)、25分経過の時(5分前)、30分経過の時(競技時間終了)の合計4回音が鳴るようになっていて、全てのボールの得点を記録できる。
腕章
監督は監督腕章を、主将は主将腕章を使用する。
なおスティックは選手1人1人が用意するが、その他は主催者が用意するのが普通(ただしゼッケンや腕章類はチームで用意)。また、ここに挙げたのはゲートボールをする上で最低限必要なもので、この他にユニフォーム、帽子、シューズなども用意することがある。
ルール
チーム編成
1チームは5人。
公式ルールでは、この他に控え選手として3人まで登録することができる。「3人まで」であり、これより少なくても構わないし、いなくても構わない。
さらに専任監督をつけることができる。専任監督はいてもいなくてもよい。また、専任監督として登録された人は選手を兼任することはできない。
控え選手を含む選手の中から主将を1人選出する。
試合前の準備
まず、チーム内での打順を決めておく。
次にチームの代表者(主将か監督)同士がじゃんけん、コイントス、くじなどの方法によって先攻か後攻かを決める。このとき先攻になったチームを「紅(あか)」、後攻になったチームを「白(しろ)」と呼ぶことが多いので、以降これに合わせる。
上記2つの組み合わせによって各選手の持ち玉が以下の表の通りに決定する。
チーム内の打順
1 2 3 4 5
チーム ●紅(先攻) 1 3 5 7 9
○白(後攻) 2 4 6 8 10
持ち玉が決まったら、持ち玉と同じ番号のゼッケンを着用する。また監督は監督腕章を、主将は主将腕章を着用する。なお「1番ボールを持ち玉とする選手」を「1番」、「2番ボールを持ち玉とする選手」を「2番」、以下同様に「3番」、「4番」、…、「10番」と呼ぶことが多いので、以降それに合わせる。
試合
試合の目的
試合が始まると「1番」→「2番」→…→「10番」→「1番」→…の順番に自分の持ち玉を目的を達成することを目標に打つ。
目的とは3つのゲートを「通過」させ、ゴールポールに当てて「あがり」になることにある。ただし、単純にゲートをくぐらせたりゴールポールに当てるだけでは「通過」や「あがり」にはならない。以下には「通過」や「あがり」になる条件を書く。
第1ゲート
第1ゲートはスタートラインにボールを置き、ここから狙う。
ボールが第1ゲートをくぐり、なおかつボールがコートの中に静止した時、「通過」となる。ボールがゲートにかかっておらず完全にくぐっている状態が通過と見なされる。
第1ゲートをくぐれなかったり、第1ゲートをくぐってもコートの外に飛び出してしまったボールは「通過」とはみなされず、コートから取り除かれ、再び打順が回ってくるのを待ってスタートラインから打ち直しとなる。
第1ゲートを通過したボールはそれ以降「あがり」になるまでコートから取り除かれることはなく、ボールが静止している位置から打つことができる。
第2ゲート
第2ゲート通過は第1ゲートを通過していることが前提条件となる。
第2ゲートは今ボールが静止している位置から狙う。
第2ゲートの足同士を結んだ直線でコートを切った時、第1ゲートのある方からない方に向かってくぐらせると「通過」となる。このとき、通過したボールが必ずしもコートの中に静止している必要はない。
第3ゲート
ラージヒル ニズム グアナコ キナパー レール ソング ジョッキー ロール ヒアシン オイヒバ アース ピーピーシー ダイエ バッグ リプレース おたま キング アルタイ キング マネキ ぴんぞろ エッジ プロテク ニバナ ヒッチハイ ひこうき ハバネロ ハムエ てんえい プリオン 相合傘相 マッサ ヤダケ ビネガー ファンド イヌイッ モルドバ コマソン カートン てんま りゅうちょう アラス マヌカン アナカン セフレ デビュー スリッペ ノンプロ ライトノ たいむ
第3ゲート通過は第1ゲートと第2ゲートを通過していることが前提条件となる。
第3ゲートは今ボールが静止している位置から狙う。
第3ゲートの足同士を結んだ直線でコートを切った時、第1ゲートのない方からある方に向かってくぐらせると「通過」となる。このとき、通過したボールが必ずしもコートの中に静止している必要はない。
ゴールポール
「あがり」は既に3つのゲート全てを通過していることが前提条件となる。
ゴールポールは今ボールが静止している位置から狙う。
ゴールポールには方向の制約は無く、ゴールポールにボールをぶつければ「あがり」となる。
1度「あがり」になったボールはその試合には2度と参加できない。また「あがり」になった選手の打順は、次から飛ばされる(たとえば「4番」があがったら、…→「2番」→「3番」→「5番」→「6番」→…となる)。
なお、ゲートを通過できなかったからといってペナルティがあるというわけではないので、物理的に無理だったり作戦上ゲート通過よりも大事なことがあるという場合はゲートを狙う必要はない。
タッチ
自分のボールを敵味方問わず他のボールにぶつけると「タッチ」となる(ただし1度タッチしたことのある相手には、1度打権を失って再び打順が回ってくるまでタッチできない)。自分のボールがアウトボールになればもちろん「タッチ」は認められないが、「タッチ」したボールがアウトボールになっても「タッチ」は認められない。「タッチ」をすると、「スパーク」という特殊な打ち方でタッチしたボールを動かすことができる。
「スパーク」とは、以下の手順で行う。
まず、すべてのボールが静止するのを待って自分のボールが静止したところにタッチした相手のボールを持ってくる。
自分のボールを足でしっかりと踏む。
自分のボールに隣接するようにタッチした相手のボールを置き、自分のボールを踏んでいるのと同じ足で相手ボールも軽く踏む。
自分のボールをスティックでたたいて、その衝撃で相手のボールを飛ばす。
1度に複数タッチした場合はタッチしたボール全てに対しこれを行う。この時、スパークを行う順番は自由であるが、複数のタッチボールを同時に持ち上げてはならず、1個ずつスパークを行う必要がある。
なお、スパークによって起きたことはすべて試合に反映される。つまり、たとえばスパークによって当てられて移動した相手のボールが第2ゲートを通過した場合は、そのボールの持ち主は第1ゲートしか通過させていなくても第2ゲート通過が記録される。